調査項目

下記調査事例は複数の調査をもとに創作したフィクションです。

結婚調査・身上調査

婚約中の彼と突然、連絡が取れなくなった・・・

結婚調査・身上調査
婚約中の彼と突然、連絡が取れなくなった・・・

大倉山も長い冬が終わり、春の陽ざしになる4月。

札幌市在住の吉本あゆみさん(36歳)からご依頼をいただく。

内容は婚約者で遠距離恋愛中の彼、佐々木豊さん(38歳)の調査であった。

豊さんは東京在住、都庁に勤められている。

あゆみさんは昨年の10月に豊さんとマッチングアプリで知り合い、交際をする。

だが、コロナ禍の中、一度しか会っていない。

豊さんが出張で札幌に来た時に会ったのが、11月。

コロナ禍の中、緊急事態宣言、まん延防止、県をまたぐ移動自粛などでなかなか会えない。

 

二人はZoomなどを利用して、頻繁にテレビデートをしていた。

金曜日の夜は互いにワインを片手にZoomで飲み会をしていた。

去年の12月24日、「コロナが収まったら、結婚しよう」「東京に来てほしい」とプロボーズをされた。

だが、4月に入り、突然連絡がつかなくなった。

ラインも返事がこない、メールも送信できない、電話も通じない。

「ふられたのかな?」と思いながらも、やはり急に連絡がつかなくなり、豊さんのことが心配でならなかった。

悩んだ末にあゆみさんは探偵に豊さんの実状調査を依頼された。

 

探偵はさっそく調査を開始する。

お互いにプレゼントを贈りあっていたので、豊さんの住所は知っていた。

探偵は豊さんの住所地に行く。

江東区の賃貸マンション。

だが、豊さんの部屋は空き部屋になっていた。

探偵のネットワークで調べると確かに豊さんは都庁で働いていた。

写真を元に都庁から退勤する豊さんを確認して尾行をおこなうことにした。

だが、コロナ禍の中、マスクをして一斉に都庁から出てくる多数の職員の中から

豊さんを見つけるのに4日を要した。

そして、探偵は豊さんを尾行する。

豊さんは埼玉県蕨市のマンションに入っていった。

 

その後も引き続き、調査を続ける。

豊さんは既婚者で2人の子供がいたのだ。

昨年の9月より、奥さんと別居、当初は離婚を前提に協議をしていたらしい。

その頃、豊さんがマッチングアプリをはじめ、あゆみさんと知り合った。

だが、今年の4月、豊さんと妻は別居を解消し、豊さんが妻と子供のところに戻った。

 

探偵は辛い内容ではあったが、依頼人のあゆみさんにすべてを報告する。

あゆみさんは怒りよりも安堵の表情をされた。

「もしや豊さんになにかあったのでは?」と心配していたが、そうでなかったことの安堵だったそうです。

あゆみさんは小さな声で「明日から、もう一度やり直してみます」と言われた。